臨床検査課
業務内容
主に採血業務と検体検査を行っています。
採血は朝8:00までに一般病棟の病室を回って行い、 8:30からは外来採血室を担当します。 採血室が検査室に併設されて おり、外来の採血はほとんど臨床検査課で行っています。 採血後の検体はすぐに検査室へ搬送できるため、タイムロス なく検査を始めることができます。 循環器専門病院ですので、 循環器疾患に関連する主な検体検査は院内で行えるよう にしています。 検体は血液・尿便など様々で、 1時間以内の結果報告を目標にしています。 診察は検査結果が出てか らとなるため患者さんには待ち時間を頂きますが、 結果を当日お伝えすることができます。
循環器の手術では多くの輸血を必要とします。 この輸血用血液製剤の準備や管理も重要な仕事のひとつです。 夜間や休 日に緊急手術となった場合もオンコールで対応しています。
その他にも心不全センターのカンファレンスへの参加や、感染制御チームの一員として院内の感染対策にも取り組んでいます。
当院の強み
全員がどの仕事もできる体制
採血 生化学 血液・輸血などの各部門をスタッフ全員がローテーションで行っており、 すべての検査に携わることが できるため、患者さんの病態と合わせて理解することができます。 また、すべての検査機器が1部屋に設置してあるので、部署内のコミュニケーションも取りやすくお互いフォローし合 いながら仕事ができる環境になっています。
新人教育
新人技師には基本的には1人の先輩技師がマンツーマンで指導し、業務を覚えていってもらいます。 すべての検査の研修を終えて待機要員となり、 オンコール対応をしていきます。
輸血実績
昨年は204名の患者さんに赤血球製剤 1,012単位、 新鮮凍結血漿 1,032単位、血小板製剤 1,950単位を提供しており、 病院 の規模に対してかなり多くの血液製剤を使用しています。
インタビュー
私が福山循環器病院に出会うまで
私は出身が尾道で、地元の近くで就職を希望していたため、尾道・福山・三原あたりで就職先を探していました。
都市に比べると病院が多いわけではなく、私の希望する条件の関係もあり、病院探しには苦労しました。
そんなとき、当院がたまたま募集を出していたため、見学に行ってみることにしました。
見学して嬉しかったことは、臨床検査課と生理検査課が分かれていることでした。私は大学で学んでいくうちに生理機能検査や病理検査より、検体検査に関わりたいと思うようになっていました。そのため、検体検査だけに携われることは魅力的でした。
また、臨床検査課の雰囲気が良く、ここでなら働き、成長できそうだと思い就職しました。
臨床検査課としてのやりがい
臨床検査課では採血・一般・血液・生化・輸血に分かれており、月ごとにローテーションで担当しています。
1年目は、先輩にマンツーマンで業務について教えてもらい、全部のルチン業務をできるようにしていきます。
みんなどのルチン業務も出来るようになっているので、分からないことがあれば、指導してくれている先輩だけでなく誰にでも質問できるのがいいところです。
ルーチン業務を覚えると待機を持つようになり、緊急オペなどの輸血の準備で夜間に呼ばれることがあります。
緊急オペの輸血準備では急ぐ必要があり、命に直結する業務なので責任重大ですが、その分やりがいも感じられると思います。
就職してからの2年間
検査技師として働き始めて2年が経ちます。
1年目は業務を覚えるのに必死で、あっという間に過ぎた1年でしたが、丁寧に指導していただき、独り立ちすることができました。はじめは覚えることが多いですが、だんだん業務を覚えてきて、できることが増えていくのは成長を感じられて嬉しいです。
2年目になってルチン業務に関しては周りを見てフォローする余裕も出てきましたが、まだまだ分からないことが多くあります。疾患や検査についての知識を増やし、経験を積んで正確で迅速な検査ができるように、日々努力していきたいと思います。