お知らせ
冠動脈石灰化病変に対する新しい治療：SHOCKWAVEの初回症例を実施
2023年7月20日（木）にSHOCKWAVEの初回症例を実施しました。
この治療は2022年12月に保険適用となったばかりの新しい治療で、広島県内では2施設目(広島県東部地区では初)の実施となります。
SHOCKWAVEとは、冠動脈の高度石灰化病変に対して、IVL( Intravascular Lithotripsy ：血管内破砕術)システムを使用し、石灰化を破砕する治療です。
高度石灰化病変は、カテーテル治療において残された大きな課題の一つであり、 手技中の合併症や長期的予後など成績が十分とは言えません。今回導入されたSHOCKWAVEは新規の高度石灰化冠動脈病変を対象に、血管内から冠動脈血管壁の内膜～中膜の間に溜まった石灰化に衝撃波を当て、亀裂を生じさせることで、冠動脈の良好な拡張を得ることが可能な治療となります。