肥満外来のご案内
肥満外来とは
肥満症とは、肥満(BMI:25kg/㎡以上)に加えて、健康障害がある、または健康障害を生じるリスクが高く、医学的に減量を必要とする状態です。
肥満症は高血圧や冠動脈疾患などのリスクを高めるため、肥満症の治療は「心臓を守る治療」でもあります。
令和7年3月に肥満症治療剤として、ゼップバウンド皮下注(持続性GIP/GLP-1受容体作動薬)の保険診療が認可され、循環器専門病院である当院でも治療を開始しました。
しかし、肥満症治療の保険診療には複数の条件を満たす必要があります。
治療を希望される方は、かかりつけの診療所やクリニックにご相談いただければと思います。
対象患者
下記、2つの条件をともに満たしている方が対象となります。
| 条件1 | BMIが27kg/㎡以上 |
|---|---|
| 条件2 | 高血圧、脂質異常症または2型糖尿病の診断を受けている |
*BMIが27kg/㎡以上35kg/㎡未満の場合は、【肥満に関連する健康障害】を2つ以上有する必要あり
【肥満に関連する健康障害】
- 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
- 脂質異常症
- 高血圧
- 高尿酸血症・痛風
- 冠動脈疾患
- 脳梗塞
- 非アルコール性脂肪性肝疾患
- 月経異常・不妊
- 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
- 運動器疾患
- 肥満関連腎臓病