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リードレスペースメーカー

徐脈性不整脈治療の新たな選択肢

治療実績(2024/11/01現在)

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リードレスペースメーカーとは

リードレスペースメーカーとは、文字通り、リード線を使用せず、本体とリードが一体化したカプセル型のペースメーカーのことで、 足の付け根の静脈から、専用のカテーテルを用いて、直接心臓内に留置します。

従来のペースメーカーは、外科的に左右どちらかの前胸部に、ペースメーカーを植え込む皮下ポケットを作成し、リード線は静脈を通して、心臓内に留置する必要があります。
それに対し、リードレスペースメーカーは、皮下ポケットもリード線も不要な為、それらに関連した合併症(リード断線やポケット感染など)がありません。
また、外科手術による胸部の傷や本体の膨らみが無いため、患者さんが外観を気にされることなく、生活することができます。
予想電池寿命は約8~13年で、心臓を含む全身のMRIの撮像が可能となっております。

徐脈性不整脈の種類や年齢によっては、従来のペースメーカーの方が望ましい場合がある為、個々に合わせた最適な治療法をご提案しています。

新しい機能を備えたリードレスペースメーカー

2022年1月から、房室同期ペーシングが可能な新しいリードレスペースメーカーを使用しています。

心室内から心房の動きを検出する独自のアルゴリズムを備えており、心房の動きに合わせて心室を収縮させることで、より正常な心臓収縮の動きに近い生理的なペーシング療法となります。

また、新たに患者さんの状況に合わせた3つのペーシングレート調整機能を搭載しており、今後さらにリードレスペースメーカーの適応が広がっていくと考えられます。

心房メカニカルセンシング
心房の収縮活動に伴う血流の動きを心室内の加速度センサを用いてメカニカル信号として検知

治療動画

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