心不全センターWe Have A Dream!!心不全は4人に一人が罹患するといわれている、一般的な病気です。 |
医療関係者の方へ
予約可能日
- 月曜日(午前)
- 火曜日(午前)
- 金曜日(午前)
以下のような患者さんは、心不全かどうかはお気になさらず【心不全センターFAX】にてご紹介ください。
- ■息切れ、むくみ、喘鳴がある
- ■NT-ProBNP上昇、レントゲンの胸水貯蓄などの心不全に矛盾しない検査結果である
可能な限り3回以内の診療で、診断・治療方針を決定し、先生方の外来にお戻しいたします。
センター長からのメッセージ
We Have A Dream!!
それは、福山地区で心不全に適切な診断と治療を提供することです。
そのためには、地域の先生方とともに心不全診療に立ち向かう必要があると考えております。
とくに先生方が困られたとき、迅速に対応できるようにFAX予約などを駆使しながら、円滑な診療を心掛けております。
是非ご利用ください。
また、外来受診の際には、慢性心不全看護認定看護師が中心となり、医師の診療を助け、患者さんの心の底からのご意見をうかがう努力をしております。
心不全で入院した際には、積極的に「人生の価値観」を共有しながら、「アドバンス・ケア・プラニング」を行っております。このために週に一回、当院が誇る「心不全チーム」でカンファレンスを行っております。
ここでは、心不全療養指導士が中心となって、活動してくれています。
心不全診療とは、難解な方程式を解くようなものです。福山循環器の心不全チームが、福山地区の心臓を守るお手伝いができることを祈って、筆をおきたいと思います。
循環器内科部長 後藤賢治
患者さんへ
皆さんの心不全診療に対する期待は十人十色です。しかし、多くの方々が、最後まで自分らしい人生を送りたいと思われていることを痛感しています。日進月歩の診療
ですが、必ずしも、最先端の治療が最善の治療ではないと考えています。
是非、皆さんに最も適した心不全治療を一緒に考えていこうではありませんか。
チームメンバー
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慢性心不全看護認定看護師
慢性心不全看護認定看護師の池田さんを中心に活動しています。アドバンス・ケア・プラニングは小松さんが発展させてくれています。
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リハビリテーション課
心臓リハビリは心不全の予後向上に欠かせません。入院中も、外来通院中もともに活躍してくれています。
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薬剤課
ファンタスティック・フォーといわれる魅力的な薬剤が話題です。組み合わせにコツがあり、医師へのアドバイスが適切です。
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栄養管理課
減塩、蛋白摂取などをわかりやすく指導してくれる縁の下の力持ちです。
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臨床検査課
NT-proBNPという値を迅速に測定し、診療には欠かせないパートナーです。
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生理検査課
心エコーがなくては、心不全診療は始まりません。すべての治療の根本をなす技術者です。
慢性心不全看護認定看護師
慢性心不全看護認定看護師は全国に455名、広島県に15名(2021年12月)が活動しています。
患者さんが心不全の悪化を予防しながら生活できるように、専門的な視点や関わりによって、困りごとや問題点を把握しアドバイスします。
イキイキとした生活や大切にしたいことを守れるよう、患者さんとご家族の相談役となります。
病気と向き合う際の『本音』を、語ってみませんか?
看護師(アドバンス・ケア・プランニング)
アドバンスケアプランニングとは、患者さんの「人生観」をもとに、医療・ケアについて本人の意向に沿った本人らしい『最期の生き方』ができるよう、意思決定の実現を目標としています。
心不全とつき合いながら、『幸せを感じる時間』を延ばしましょう!
大切な人が後悔しない最期を過ごせるように…
心不全療養指導士
心不全療養指導士は、2021年から導入された資格です。
当院には、理学療法士・管理栄養士・臨床検査技師3名が在籍しています。
3職種の心不全療養指導士がいる施設は、中国地方で唯一当院だけです。(*2022年6月時点)
心不全チームのかじ取り役として、それぞれの専門性を活かし、心不全患者さんに関わっています!
リハビリテーション課
心臓リハビリは、整形外科領域のリハビリとは少し違った印象です。
私たちは、心不全患者さんがご自身で再発予防(疾患管理)ができるように、生活習慣改善や運動のサポートを行います。
皆さんが快適で健やかな生活を長く送れるように!Let’s move!!
薬剤課
最新の心不全治療を行う上で中心となる「ファンタスティックな(非常に優れた)4種の薬剤」です。
「寿命延長」のみならず、「健康寿命延長」に寄与してくれることが期待されています。
個々の患者さんの心臓の力に合わせて、最大限の効果を発揮できる種類や用量の決定が重要であり、私たち薬剤師がお手伝いします。
栄養管理課
栄養学が導入された明治維新から数えて150年経過。
心不全の大敵である、過栄養・低栄養に真摯に向き合います。
幸せを感じる食事の提案を添えて。
臨床検査課
血液や尿からたくさんの情報を数字で見ることができます。
例えば、わたしたち臨床検査課が、NT-proBNP値を医師に提供することにより、くすりのさじ加減が変わってきます。
心不全のコントロールに役立てていきましょう!
生理検査課
心エコーとは超音波を使用した検査です。一番の特徴は体に害が全くないことです。
おなかの赤ちゃんにも使うことがありますよね。
心不全の原因、程度、治療方法を明らかにする検査です。
さらに改善の程度も評価できる優れものです。
時間をかけてしっかりと評価するので、安心して検査に臨んでください。